髪の危険シグナルは、毛根にあらわれる
毛根をチェックすれば髪の健康状態がわかる
髪は毎日、少しずつ生えかわっています。
1日70本くらいまでなら、心配いりません。
脱毛に悩む人のなかには、1日で500~600本抜ける人はザラで、
悪性円形脱毛の場合は1日2000本以上抜ける人もいます。
ちなみに、抜けた毛の根元を見てみると髪の健康状態がわかります。
1 髪の根元が細長い
成長期の髪が抜けています。これは、男性型脱毛の特徴です。
また、タバコの吸い過ぎ、動物性タンパク質の摂りすぎ、
睡眠不足、ストレスなどで、頭皮が血行不良になっている可能性。
2 根元の周りに白い付着物がある
白い付着物は皮脂です。脂漏性脱毛の可能性。
皮脂の分泌が過剰な人に多い症状。
頭皮を清潔にして余分な皮脂を取り除き、
バランスの良い食事や規則正しい生活を心がけましょう。
3 根元がおたまじゃくしの尻尾のよう
粃糠性脱毛の可能性。粃糠とはフケです。
フケが毛穴を詰まらせてしまい、雑菌を繁殖させます。
その結果脱毛の原因となります。
また、石油合成系のシャンプー剤は、ほんの少しのすすぎ残しでも
頭皮を傷める原因となりので注意が必要なんです。
4 根元が小さく丸くなっている
良性円形脱毛の可能性。
原因は自律神経失調症です。
5 根元がちぎれたようになっている
非常に治りにくい、びまん性脱毛(円形脱毛の一種)かもしれません。
ストレスなどで自律神経が乱れると、自己免疫機能が
毛母細胞を「敵」と認識し、攻撃・排除しようとします。
このように様々な要因があるので、まずは知ることから始めてみませんか?
AGAだけではない!後天性脱毛のタイプ
さまざまな脱毛の種類
AGAという言葉を聞いたことはありませんか?
AGAとは、「男性型脱毛」という意味です。
脱毛にはAGAが多いと言われていますが、他にも様々なタイプがあります。
男性型脱毛(AGA)
男性(特に若い方)に多く見られる脱毛
女子男性型脱毛
女性に起こる脱毛で、ホルモンバランスの崩れが原因。
脂漏性脱毛
これは、皮脂の分泌が過剰な人に多いものです。
皮脂は、皮膚の上に皮脂膜をつくって皮膚の水分蒸発を防いだり、
潤いを与えたり、刺激を緩和したり、雑菌の増殖を防ぐなど、大事な役目があります。
しかし、過剰分泌は問題です。毛母細胞が脂づけの状態になると、
皮膚呼吸が困難になり、酸素不足になってしまいます。
これでは、髪がしっかりと生えることが出来ません。
粃糠性脱毛
「粃糠」ちはフケの事です。
空気の乾燥などで頭皮の潤いなどはなくなります。
また、偏った食事、ストレスなども皮膚が生まれ変わるサイクルに異常をきたします。
雑菌を繁殖させ、毛母細胞にダメージを与え、脱毛の原因になります。
石油系のシャンプーも頭皮や髪を傷め、フケの原因になることがあります。
突然、円形(形は様々)に集中して抜けてしまう脱毛です。
単発性のものは、80~90%ぐらいが自然に治ります。
多発性になると抜ける個所も増え、周辺に拡大、脱毛がひどくなることもあります。
1、良性円形脱毛
ストレスなどによる自律神経失調症が原因といわれます。
脱毛している部位は、周辺よりも温度が1~2度低く、血行不良が起こっています。
2、悪性円形脱毛
自己免疫疾患によっておこる脱毛。
自律神経が乱れると、免疫機能が正常に機能しなくなり、
毛母細胞を敵とみなして攻撃し、髪が抜けます。
イメージチェンジに必要なもの
5月に入り暑くなってくる季節になってきました。
冬の寒い時期は長めのスタイルをしていた方も、ばっさり短くしてさっぱりとしたスタイルにしたくなっている方も少なくないかもしれませんね。
イメージチェンジと一言で言ってもその方法は様々です。
イメージチェンジと聞いて始めに思うのはやはり、髪を短く切ってしまう事ではないでしょうか。
確かに今まで耳にかかるぐらいの長めのスタイルしかした事がない方が耳が出るようなスタイル、まして刈り上げるようなスタイルなどは抵抗があるかもしれません。
そこまで極端な事をしなくても見た目のイメージ、ここでは特にヘアスタイルのイメージは簡単に変えることができます。
セットの仕方を変えてみる
例えば今まで下ろしていた前髪を上げるだけでもイメージはずいぶん変わります。
ヘアスタイルを大きく変えなくてもセットの仕方を変えるだけなので、誰でもそれほど抵抗なくできると思います。
ただやはり今までと違うセットといってもなかなか自分では思いつかない、どんなセットができるのか難しいと思うので自分のカットをしてもらっているスタイリストさんに相談してみるといいと思います。
セットのバリエーションも増えて、その日の気分やTPOに合わせたセットも出来る様になるのでおしゃれをするのがより楽しくなると思います。
髪の色を変えてみる
髪の色を変えると言っても金髪や赤などインパクトの強いカラーである必要はありません。
仕事関係で明るいカラーがしにくい方も少なくないと思います。
周りの人達に気付かれないぐらいでもいいです。
あれっ?いつもと何か感じが違うな。
と思われるぐらいでいいです。
それだけでも明るいイメージに見えたり、軽く爽やかなイメージに見えたりします。
ヘアスタイルを変えてみる
こちらもそんなに大きく変える必要はありません。
何かいつもと感じが違うと思われる程度で全然いいと思います。
イメージチェンジとは…
ここまで色々と書いてきましたが、まだまだ方法はあると思います。
しかしどの方法も大きな変化をしようとはしていないと思います。
結局ガラッと180度違う感じにしなくても、ちょっとした変化と変わろうとする気持ちがあればイメージチェンジする事はそれほど高いハードルではないと思います。
そういう気楽な気持ちでチャレンジするのがいいと思います。
脱毛を引き起こす様々な原因
脱毛は先天性と後天性に大別される
二十歳を過ぎると、新陳代謝が衰え、細胞分裂も遅くなり、老化が始まります。
しかし、髪やお肌も正しいケアと健康的な生活によって、その寿命を延ばすことも可能です。
脱毛は、先天性と後天性に大きく分けられます。
1、先天性無毛
これは自身で体毛を生やす遺伝子情報をもたないため、全くの無毛状態で、
発毛することができません。
しかし、このケースは数十万人に1人という割合のようです。
2、瘢痕性脱毛
重度のやけどや、事故などで頭皮がひどく傷つくことによる脱毛。
3、症候性脱毛
インフルエンザなどによる高熱、伝染病や中毒などが原因になることがある。
しかし、病気が治れば、自然に回復してくるケースがほとんどのようです。
4、薬物性脱毛
抗がん剤など副作用の強い薬品を服用しているときに起こりやすい。
このように自然脱毛以外にも様々な原因があるんです。
お悩みの方もまずは知ることから始めませんか?
パサつきは危険信号!健康な髪の水分は12パーセント前後
髪のパサつきも毛根から悪化する
健康な髪はしっとりしなやかで、ツヤツヤとしています。
これは、保湿機能が健全で、水分を十分に含んでいるからです。
反対に、傷んでパサパサになった髪は、水分が少なくなっています。
枝毛や切れ毛になりやすいのも、このような髪に多いです。
髪のパサつきは、基本的に毛根周辺の
環境が悪化している状態と考えられます。
保湿機能に優れたものを髪に塗るというのも、対処としてはいいのですが、
毛根を活性化させて根本的な解決を図るのも方法の1つです。
パサついていると感じたらすぐに対処する
水分不足によるパサつきは、すぐには脱毛に至らなくとも、
髪が少し良くない状態にあると考えられます。
そのまま放置しておけば、遠からず脱毛になる可能性は高いわけで、
早めに健康な髪を取り戻す対策をとることをおススメします。
また。髪に水分が必要だからといって、頭皮の汗をほっておくのは大問題です。
毛穴に汚れがたまってしまい、抜け毛の原因になります。
頭皮は清潔にしておかなければなりません。
髪は湿度の変化に非常に敏感です。
健康な髪の水分は、湿度は65~75%の場合、12%前後ですが、
髪が傷んでいると、10%以下になります。
髪の最大吸水量は35%にまでなるといわれています。
熱に対しては、比較的強い性質をもっています。
120度では性質はほとんど性質は変化しませんが、140度くらいから徐々に変わってきます。