KARIAGE(カリアゲ)
そもそも刈上げとは?
- 男性に多く見られる髪型のひとつ。男性ホルモンの影響で伸びるのが早い側頭部と後頭部の頭髪をバリカンやハサミなどで短く刈り込む髪型。
- 1970~80年代において男子学生の長髪を禁じる学校では刈上げが校則で義務化されている事も多かった。その影響も有り、1980年代中頃までの男子学生にとって刈上げはテクノカットと並び最も一般的な髪型であった。*1
- 極端に短く刈り上げた部分を上から長い髪で覆い隠すような髪型は「かぶせ」「ツーブロック」などと呼ばれる。
襟をぼかした仕上がりの刈上げは見ていて清々しいと好感を持つ人もいる一方で、陰気くさい、堅物、オヤジくさい、古臭いと感じ敬遠されがちであった。最近ではすきバサミによる刈り込み、刈上げで頭皮を見せない、そろえないネープレスと呼ばれる自然な仕上がりが人気を集めている。
ツーブロック
頭頂部から耳の上ぐらいまでの髪は長めに残し、そこから下の部分は刈上げにしている髪型のこと。
長い部分の髪を下ろしている時と、束ねたりブローによって刈上げ部分を露出させた時とでは大きく表情が変わる。
もうひとつは普段髪を下ろしている場合は頭頂部からの髪の毛で刈り上げは見えない。
なお風が吹いたり、走ったりすると上の髪が揺れ刈り上げが少し見える事でまた見え方が変わってくる。
1980年代中盤~90年代初頭、若い男性を中心に流行した。
このころは「かぶせ」と呼ばれた。
特徴
刈り上げる長さによっても印象が変わります。
地肌が青々と透けて見えるぐらい短いと、硬い目の印象を与えます。
ある程度の長さを残すと柔らかく自然な印象になります。
また長い部分とのバランスも重要です。
刈り上げ部分との境のラインをぼかすと柔らかさと動きが出ておしゃれな印象に、ラインをはっきりさせるとシャープでスタイリッシュな印象になります。
襟足はまっすぐそろえず、すきバサミなどでギザギザにすると柔らかめの印象になります。
短く刈り上げる場合は目立つので色白よりは色黒の方がよく似合うでしょう。
大人の刈り上げとは?
スポーツをしている人や年配の方に多く見られる刈り上げですが、最近ではおしゃれとしての刈り上げをしている男性が急増しています。
刈り上げそのものではなく、刈り上げをデザインとして取り込んだスタイルです。
短く刈るのではなく、ある程度の長さを残してショートヘアやウルフカット、ボブ、マッシュカットなどのアクセントとして取り入れたり、段階的に短くするグラデーションボブなどがあります。
またFADE(フェード)と呼ばれるスタイルも人気です。
FADE(フェード)とは、通常の刈り上げは3㎜~15㎜程度の長さなのに対し、それよりも短い長さに刈り上げるスタイルをいいます。
裾を0㎜=剃る、スキンフェードといわれるスタイルもあります。
一般的な刈り上げに比べ、さらにすっきりとしてより男らしくなります。
刈り上げは古臭いというのはもう昔の話です。
古き良き昔のスタイルをさらに現代風にアップデートした、新しいけれどどこか懐かしい刈り上げスタイル。
様々なバリエーションの刈り上げスタイルがあるので、自分好みの刈り上げを探してみてください。