そもそも髪は何で出来ているのか?
髪の99パーセントはタンパク質でできている
髪の99パーセントは、ケラチンというタンパク質で構成されています。
ケラチンの中身を見てみると、グルタミン酸、シスチン、ロイシンなど
18種類ものアミノ酸のほか硫黄や微量のミネラル、有機物が含まれています。
このうち、硫黄を含む含硫アミノ酸のひとつであるシスチンは、
髪に含まれているメチオニンからも合成されますが、
毎日の食事でこれらを含んだタンパク質を摂らなければなりません。
含硫アミノ酸を含む食物は、大豆、小麦粉(全粒粉)、牛乳、レバー、卵、肉、魚などです。
ダイエットや、アルカリ成分の強いシャンプーに気をつける
ダイエットのし過ぎで、脱毛しやすくなるなど髪に変調をきたすのも、
タンパク質が不足するからです。
ケラチンのなかに約14~16パーセント含まれているシスチンは、他のケラチン内の
シスチンと化学結合してケラチン同士を結びつける役割を果たしていて、
髪の硬さや弾力性の素になっています。
なお、タンパク質からなる髪は、酸や熱にはわりと強いが、アルカリには弱いという性質を持っています。
アルカリ成分の強いシャンプーなどで髪を洗うのはあまりよくありません。