髪が伸びるメカニズムは、毛根にある
髪は根元から伸びる
髪はもともと皮膚が変化してできたものなので
植物が先の部分から伸びるのに対し
髪は根元から伸びていくのです。
太さは遺伝や形状によって決まっています。
直毛は断面が丸く、
くせのある髪は断面が楕円になっています。
私たちがカットしたり、カラー・パーマなどを
している部分を「毛幹」といいます。
「毛幹」は次の3つで構成されています。
1毛小皮
「キューティクル」と呼ばれる部分が毛小皮です。
魚のうろこのようにびっしりと重なっています。
髪がパサつき、枝毛や切れ毛になるのは
キューティクルがはがれ、内側にある線維細胞を
ひとつにまとめきれなくなっているのかもしれません。
2毛皮質
毛小皮の下にあり、細い繊維状の細胞の
集まりが毛皮質です。
この細胞の中にメラニン色素がふくまれ、
これによって髪の色が決まるとされています。
3毛髄質
髪の中心にあるのが毛髄質です。
この中には空気がたくさん含まれています。
産毛や細い毛には毛髄質がほとんどないものもあります。