頭皮の構造
頭皮とは頭の皮膚のことです。
頭皮と髪の関係はまだまだ解明されていないことが多いのですが、
1つ言えることが、「キレイな髪はキレイな頭皮から生まれる」と言うことです。
これを踏まえて、頭皮の構造と役割を書いてみます。
頭皮の構造は皮脂膜、表皮、真皮の3つの部分に分かれます。
皮脂膜は第1のバリアと呼ばれて、あぶらで出来ています。
あぶらは皮脂腺から分泌されます。体の中で皮脂腺が大きいのが頭皮です。
表皮は第2のバリアと呼ばれています。
表皮は角質層、顆粒層、有棘層、基底層の4層に分かれています。
ここで知って欲しいのが、ターンオーバーです。
ターンオーバーとは、肌の生まれ変わりのことです。
古い細胞がお肌に残ったままにならないように、とっても大切な働きです。
ターンオーバーは通常28日周期でお肌の生まれ変わりをしています。
皮脂膜と表皮の2つのバリアが乾燥、紫外線、外部の刺激から守って、
頭皮の水分を保っています。
真皮は弾力性があって、外部からの力を緩和します。
これのおかげで柔軟性とハリがある頭皮に保たれます。
これが、基本的な頭皮の構造と役割になります。
外国人のようなスタイル
ヨーロッパやアメリカの男性のヘアスタイルがかっこいいなと思った事はないですか?
しかしなかなかそんな風にはなりませんよね。
そもそも目鼻立ちや顔の骨格など、欧米の人とアジアの人ではかなり違いがあります。
そしてもちろん髪質も違います。
では日本人などのアジアの人とヨーロッパやアメリカなどの欧米の人の髪質は何が違うのか?ちょっと考えてみたいと思います。
ヨーロッパなどの欧米の人の髪質
欧米の人達の髪質の特徴としては、髪の毛が非常に細いということです。
日本人の半分以下の太さといわれています。
またとても柔らかく繊細です。
そのため日本人の髪に比べて、コシがなくクセがつきにくい髪質といえます。
しかし直毛というよりはくせ毛や、ウェーブ、カールのかかった髪質が多いです。
毛量は日本人よりも多いといわれています。
そのため髪の太さが細くても薄く見えにくいのです。
日本人などのアジア人の髪質
日本人の髪質の特徴としては、欧米の人達に比べて髪の太さが倍ぐらいあるといわれています。
そのため見た目のボリューム感なども違って見えてしまいます。
髪の毛が多く、頭が大きく見えてしまうことがあります。
髪の色も黒い色をしている人が多いため、よりその傾向を強く感じてしまいます。
ハリやコシがしっかりしているために、寝癖などのクセや形がつきやすいです。
また直毛の人が多いことも特徴といえるでしょう。
それほどしっかりとした髪質をしていると、パーマやカラーなどあたりにくいイメージがしますが、実は欧米の人に比べて日本人の方があたりやすいです。
その理由としては、髪の毛を守るキューティクルの層が薄いことが考えられます。
それとは逆に欧米の人の髪の毛は、コシがないのにキューティクルに厚みがありパーマやカラーがあたりにくいです。
そのため海外のカラー剤やパーマ液は強い物が多いので、注意が必要です。
どうすればいいの?
それぞれの髪質で良いところ、あつかいにくいところなどがあります。
欧米の男性のヘアスタイルは毛量が多く髪が細い、そしてウェーブのようなゆるいくせがあるので短く切ってもはねずにきれいにおさまります。
バックスタイルなどきれいにきまります。
日本人は髪が太く直毛のために、はねたり立ったりしておさまりが悪い場合があります。
しかしソフトモヒカンなどのショートスタイルは良く似合います。
短くしてトップを立たせたりサイドを短く刈り込んだりして、黒髪を活かしてきれいな色彩を魅せるのもいいと思います。
しかしかっこいい外国人のようなスタイルにあこがれるのも事実です。
最近では外国人風パーマや外国人風カラーなど、パーマやカラーの技術などで色々なアレンジができます。
自分の髪質を活かしたスタイルにするのもいいでしょう。
憧れのスタイルにチャレンジしてみるのもいいかもしれません。
自分がかっこいいと思うスタイルに色々挑戦してみてはいいのではないでしょうか。
髪の健康を支える食生活 No1
タンパク質は髪を構成するアミノ酸の素とはいえ、タンパク質をたくさん摂れば
いいわけではありません。
肉や魚の取り過ぎは、内臓諸器官に脂肪をつけてしまいますし、血管や血液の質を
悪化させる原因にもなってしまうことがあります。
緑黄色野菜の不足と重なれば、高血圧、痛風、心臓病などの生活習慣病に
かかりやすくなり、髪にももちろん良くありません。
①良質のたんぱく質を摂る
髪の99%は約18種類ものアミノ酸が結合してつくられたタンパク質から
できています。
そのうち、「メチオニン」という必須アミノ酸は食事でしか補えないんです!
このような必須アミノ酸を多く含むのが、豆腐などの大豆製品、玄米、イモ類など
です。
②緑黄色野菜を多く摂る
ビタミンEは老化を進める過酸化脂質をつくりにくくしたり、分解したりします。
青汁やサプリメントでも補うことが可能なものもあるようですよ。
③根野菜でミネラルを摂る
また、体を温める作用もあるようなので、血行も良くしますね。
続きはまた後日。
頭皮の血行促進のポイント
・頭皮の血行促進を心がける
人間の血液量は体重の約8%といわれ、栄養などを体の末端の細胞に運び、
老廃物などを腎臓や肝臓などの処理器官へ運ぶといった大事な役割をしています。
ですので、運動不足やストレス、睡眠不足などによる自律神経失調症、糖分・塩分の摂りすぎなどで血行不良を起こすと、体内に栄養が行き渡らず、老廃物がたまり、体に悪影響を引き起こしやすくなるんです。
髪を作り上へ上へと押し出して伸ばしていく毛母細胞は、体の中で最も活発に細胞分裂していて、大量の栄養を必要とするんです。
もともと頭皮の温度は平均体温よりも2度前後低く、血液が流れにくい状態なんです。
そこに、血行不良が重なれば栄養補給が滞り、細胞分裂の活力を失い、抜け毛を促進しかねないんです!
髪にとって、頭部の血行の良し悪しは重要なポイントなんです!
・頭皮チェックとマッサージ
頭皮は青白いほうが健康なんです!もし、赤黒ければ要注意!
静脈の流れが悪くなって鬱血してるかもしれません。
頭皮の血行を良くするには、食生活や生活習慣のほかに、マッサージも有効なんです。
下の図のように「百会」「風池」この2点を特に意識し、
指の腹で円を描くように頭部全体をもみほぐしてみてください。
頭皮マッサージには血液・リンパ液の流れを促進させて、頭皮の弾力を取り戻し、自律神経の働きを活性化させて精神の疲れを癒す効果もあるんです。
首や肩の凝りも、頭皮への血行を悪くします。
頭皮や首・肩、足裏などのマッサージとともに、入浴、適度な運動も血行促進には有効です。
これらを上手に組み合わせて、ストレス解消や血行促進を心がけて、
髪と体を健康にしていきましょう!!
シャンプーのやり方って??
シャンプーのコツ知ってます?
何気なく毎日しているシャンプーですが、
ちゃんと正しいやり方はあるんです!!
それ知ってる!という方も改めて。
シャンプーをする時、まずしっかり髪を濡らしましょう。
当たり前だけどしっかりね!
しかし、この初めのすすぎも重要なんです!
なぜかというと、1日の間に汗・脂・ホコリ・整髪料、お仕事によっては粉塵なども
お子様なら土・砂・小さい石などもこのような様々な物がついています。
軽く濡らすだけでは取れない場合もありますし、ついたままで泡立てごしごししてしまうと、
髪や頭皮を傷める可能性もあるのでしっかりすすいでいきましょう!
そして、しっかりすすいだ後にシャンプーを手のひらに適量とって
髪につけながらまずはしっかり泡立てましょう!
ふわふわ泡立つまでゴシゴシしないでね!!
この泡が髪と髪の摩擦からのダメージを緩和したり、クッション代わりになるので
泡立ては大事ですよ!!
そして、洗いですが爪は立てず指の腹で洗います!
爪を立てると頭皮を傷つけやすいので、爪は立てず指の腹で頭皮を
マッサージするように洗います。
次にまた、すすぎですが意外と見過ごされていますが大事です!
シャンプーしっかりしてるのにすすぎがしっかりできていないと
痒みの原因になったり、フケの原因になったりと頭皮、髪に優しくないので
すすぎは洗いの2倍するつもりでしっかりとすすいで下さいね!
すすぎの時も指の腹ですすぎましょう!
そして髪、頭皮へのダメージを考慮するならいつもより「ぬるめ」のお湯ですすぎましょう!
そして、トリートメント!
根元にはトリートメントはほぼいりません。
なぜかというと、トリートメントの目的はダメージ補修やパサつきの改善などなどですよね!
根元は新しく生えてきている比較的健康な髪なのでそこまで必要ありません。
中間から毛先を中心になじませたらこれもまたしっかりすすいであげましょう。
少し髪に残ったほうがダメージ補修してくれそう?
そんなことないです!!!
トリートメントは必要な分が髪に浸透していますのでしっかり流してください。
逆に頭皮に残してしまうと痒みの原因にもなりかねません!!
まずは簡単にですが毎日の繰り返し!
できそうなことからやってみましょう。