男性型脱毛症!
みなさんはAGAをご存知でしょうか?
androgenetic alopecia(アンドロジェネティック アロペシア)
男性型脱毛症のことです。
AGAは男性ホルモンの働きや遺伝が大きく関与した脱毛症であり、進行性の脱毛症です。
放っておくとどんどん症状が悪化して、抜け毛が進行し薄毛が目立つようになります。
AGAは進行性の脱毛症=放っておくと症状が悪化
毛髪の状態
クラスⅠ
脱毛・薄毛が始まっていない状態。
始まっていてもごくわずか。
クラスⅡ
額から1.5cm程度前頭部生え際が後退している状態。
クラスⅢ
前頭部生え際が後退するか、頭頂部にあきらかな脱毛が認められる状態。
しかしながら、頭頂部と前頭部の薄毛の間には、あきらかに毛髪のある部分が認められる。
あきらかにわかる程度に後退するか、頭頂部にわずかなO型の脱毛が認められる状態。
クラスⅣ
さらに前頭部生え際が後退するか、頭頂部にあきらかな脱毛が認められる状態。
しかしながら、頭頂部と前頭部の薄毛の間にはあきらかに毛髪のある部分が認められる。
クラスⅤ
前頭部の脱毛の間に薄毛が進行し、両者がつながりつつある状態。
クラスⅥ
前頭部の脱毛と頭頂部の脱毛の間はわずかに毛髪が認められる程度となり、ほぼつながった状態。
クラスⅦ
後頭部及び側頭部にしか毛髪が残っていない状態。
特徴
AGAは抜け毛、薄毛がゆっくりと進行していきます。
また、額の生え際や頭頂部の髪がどちらか一方、または双方から薄くなります。
髪の毛が太く長く育たないうちに抜けてしまいます。
ヘアサイクルも乱れます。
髪の毛が太く長く成長する成長期が短くなり、髪の毛が十分に成長しないまま退行期へと向かいます。
このように成長期が短くなるため髪の毛の細毛化、抜け毛につながります。
ただしAGAでは普通、薄毛になっていても、うぶ毛は残っているため髪の毛は太く長く育つ可能性はあります。
原因
AGAを引き起こすのは活性型男性ホルモン(ジヒドロテストステロン)と呼ばれるものです。
男性ホルモンの中でも脱毛に関連するものはテストステロンとジヒドロテストステロンの2種類です。
テストステロンには髪の毛を脱毛させる作用はほとんどありませんが、5α-リダクターゼという酵素の働きによりジヒドロテストステロンになると脱毛させる作用がテストステロンの10~30倍になり、これが毛根に作用すると毛乳頭が萎縮して脱毛に至ります。
また、AGAは遺伝的要因も強いです。
母親や母方の祖父母に薄毛の人がいるとAGAの発症率は高くなるようです。
もちろん父親の薄毛が子に関連することもあります。
その他にも睡眠時間の乱れや喫煙、アルコールの過剰摂取、過度のストレスなどの生活環境の悪化も原因のひとつと考えられます。
対策
AGAは円形脱毛症と違い、1度発症すると自然に治ることはありません。
ですので、AGAかもしれないと思ったら早めの対策が重要です。
規則正しい生活をする
- 早寝早起き
- バランスの取れた食事
- ストレス解消
- 禁煙
- 適量の飲酒
体の健康を気にする事は髪の毛にも良い事です。
あとは専門の医療機関に行くことや、育毛剤などもあります。
AGAは予防と早めの対策をする事で結果がかなり違ってきます!
かなり簡単に書きましたが、みなさんも少しでも気になったら早めの対策をおすすめします。